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 エース右腕ウェインライトと捕手モリーナに「彼らを敵として見られない」
マーリンズのイチローが7月17日(日本時間18日)、敵地でのカージナルス戦に「1番・センター」で先発。

今季3度目となる3安打で大活躍を見せた。

敵地セントルイスといえば、熱狂的な野球ファンが多く“ベースボール・タウン”としても知られる街。

メジャー通算安打を2994本、史上30人目となる3000本まで残り「6」に迫った背番号51は、敵地3連戦で野球通の観客から送られた惜しみない拍手と相手バッテリーの粋な計らいに対して「一生忘れない」と感謝を捧げました。

記事では、通訳を介したイチローの言葉を伝えています。

「この3連戦は一生忘れないでしょうね。ファン、そして、モリーナとウェインライトがしてくれたこともそうです。セントルイスでなければ、こんな経験できなかったと思います。あんなに皆さんからオベーションをいただいたし、ウェインライトがしてくれたことなんて、もう彼らを敵として見られませんでしたよ。すべて最高の経験でした」



イチローが感動した粋な計らいとは?

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15日(同16日)のシリーズ初戦、場内アナウンスで「代打イチロー」が告げられると、敵地は自然と沸いたスタンディングオベーションに包まれました。

そして、メジャー30人目の3000本の金字塔に近づくレジェンドへのファンの喝采の時間を少しでも長くするために、捕手ヤディアー・モリーナがある行動を行いました。

イチローが打席に入り、場内から拍手が沸き起こると、モリーナはわざと立ち上がり、プレートの前の土を払うようなしぐさを見せました。

そして、歓声が次第に大きくなる中、ゆっくりとホームベースの後ろに戻りました。

名手の一連の動作は、観衆がイチローに十分な喝采を送るだけの時間を作るためのものでした。


敵地で中継した「FOXスポーツ・ミッドウェスト」の実況もモリーナの粋な計らいを称えました。

実況は「イチローが本当に素晴らしいオベーションを受けたので、ヤディはプレートを外しました」と対戦相手の“レジェンド”に対するモリーナの配慮だったことを強調しています。





翌16日(日本時間17日)の2戦目も先発アダム・ウェインライトがイチローへの尊敬の念を示しました。

観客からスタンディングオベーションを受ける背番号「51」のために、あえてプレートを外してマウンド後方に立ち、観衆から惜しみない拍手を引き出しました。

3戦目となるこの日も喝采を浴びたイチローは、ファン、モリーナ、そして相手エースによるスタジアム一体の華麗な演出に胸打たれたようです。

出典元:headlines Keero Kero
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さりげない行動で相手への敬意を示す。

さすが名選手としか言いようのない紳士的な計らいです。

そして、このような選手に、こんな計らいをしてもらえるイチロー選手は日本の宝ですね。


参照元:http://iinee-news.com/post-9988/2/